孤夢走の自転車行脚

孤夢走がひとり気ままに自転車行脚の旅、どんな出会いが待っているか、その足跡をブログにしたためていきます。

42年前にタイムスリップ

7月13日土曜日、昨夜宿泊はユースホステル桃山荘、ユースホステルは昭和40年ごろから金の無い若者の旅の定番宿として全国に点在していたと記憶する。私も高校生時代からよくこうした施設を利用し友達と旅にに出たものだ。ここ桃山荘は人の噂によるととんでもないところ、何が、夜桃山荘時間7時30分頃から9時頃までミーティングなるものがあり、ほぼ宿泊者全員出席する。内容は桃山荘の決まり、礼文島の魅力の説明、宿泊者参加の音楽とコント劇とダンス、ヘルパーなる人達が施設の運営と宿泊者相互のコミュニケーションの手助けをし、桃山荘独特の雰囲気を醸し出している。

   私が利用していた頃のユースホステルは、元々、ここ桃山荘の様なパフォーマンスは形は違えども、歌ありゲームありの楽しい雰囲気があった、その時代は反戦へ込められた歌などが盛んに歌われていた時代であり、大衆も若者も一つのテーマで結びついていたのか、カラオケもゲームも個人が楽しめる娯楽が少ないからこそ、ユースホステルもその時代は一世を風靡できたのでは。時が流れ、パソコン革命の到来により、個人は一人で楽しめる時間を見つけ、人は人と交わる事が少しづつ希薄になり、ユースホステルるなる施設は段々と衰退し、今は形を変えてホテル化して来ているようだ。しかし、ここ桃山荘は、ユースホステルの魂とも言える自分のことは自分でやるという精神が貫かれている。私が大学卒業を控えた42年前に味わったユースホステルの記憶がこの桃山荘のミーティングの中から蘇り、思わず涙が出て来たほどだ。桃山荘最高!これから北海道を旅する方は、是非ここユースホステル桃山荘でとんでもない感覚を味わってみてください。つづく

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