孤夢走の自転車行脚

孤夢走がひとり気ままに自転車行脚の旅、どんな出会いが待っているか、その足跡をブログにしたためていきます。

NPO法人 「よってがいん」にて慰問コンサート

8月16日金曜日  台風が東北地方に近付き、午後から雨の予報、今日のライドは石巻市までの約50キロなので早めの出発で何とか雨はクリアーできた。今日の宿はNPO法人 「よってがいん」の事務所内の一室、一軒家が事務所と施設を兼ねており、今日ここへ宿泊するのは私一人だけ、よって宿直みたいな感じ。こんなこともはじめてですが、無料宿泊できとても居心地がグー。今日はここで私の次のミッション「震災被災地で慰問コンサートをする。」の実行です。旅に出掛ける前に豊橋の音楽関係者(ジャズ仲間の小春ちゃん)の紹介で実現できました。ありがとうございます。この施設の位置する所は、石巻市渡波地区、石巻市は震災時には甚大な被害が出て、私もボランティアで仙台市に出掛けたのだが、ここ石巻市までは交通手段もままならない状況で、行くことすらできなかった。渡波地区は全て水に浸かり多くの犠牲者が出た所で、特に親戚縁者が集中して居住していたということもあり、被災した人も頼る人もまた被災しているという状況で非常にに大変だったようです。ここのNPO法人の理事長の粕谷裕之さんと理事の鈴木智子さんは震災当初からこの渡波地区で震災ボランティアとして活躍され、現在は介護福祉士として、行政の手が届かないニッチな部分の福祉ケアーを目指し、NPOを立ち上げ現在に至っているそうです。震災当時の状況や渡波地区の案内など現場の生の声を直接関係者から聞かされ改めて胸の詰まる思いだった。

   コンサートは尺八を生で聞くのがはじめての方もあり、童謡から日本の名曲、歌謡曲、ジャズ、本曲と11曲を演奏した。嬉しいことに何故か観客の中に見慣れて顔、そうです豊橋のジャズインチェロキーの応援団長谷中さんが私の顔を見にわざわざ豊橋からお越しいただきました。何故?裏話は色々ありますが、とにかく嬉しいことです。彼はその後どうした?コンサート終了後直ぐに旅立ちました。?

コンサートの最後は本曲では被災者の鎮魂歌として「手向」と「ふるさと」を演奏させていただいたが、さすがに感極まった。

こうした機会をいただきありがとうございました。最後に「いつ来て泊まってもいいよ」と言われ、東北に別荘ができた感じ。うれしいね‼︎ つづく

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