孤夢走の自転車行脚

孤夢走がひとり気ままに自転車行脚の旅、どんな出会いが待っているか、その足跡をブログにしたためていきます。

旅とは

今日から5月、朝から雨模様だ、よって1日ホテル、ホテルと言ってもいつものゲストハウス、時間もあるので今日は旅について書いてみよう。

旅とは世間では旅行、旅と旅行の違いは、旅行は行き先が決まったいて、観光地や景色や歴史的な建物、美味しいものを堪能する。これだ。旅は行き先は取り敢えず決まっているがただぼうっとしていてあっちの方という方向だけ、だから時々方向も変わる。行き先までの過程すべてが旅なのだ。特に自転車旅ではゆっくり時間が流れる。走る道、目に飛び込んで来る景色は新鮮で常にワクワク感で時間が過ぎて行く。

旅の宿は晴れなら、まず銭湯はあるかキャンプ場は何処か、公園は何処かトイレはあるか雨避けの東屋はあるかで決定して行く。ボケてる暇はない。銭湯がなく雨模様ならばホテルを探す。これまでブログで紹介してきたとおり、私はゲストハウスなる施設を多く利用している。ゲストハウスは当初は外国人のバックパッカーという旅のスタイルから普及して来たようだが、料金が安いこともあり、テントで何処でも寝る私にとって、雨さえ防げれば何処でもいいのだ。昨今世間では民泊を増やそうという動きはあるが、既に旅の現場ではゲストハウスがその役目を果たしている感がある。施設も最低限は揃っているし、時として居合わせた人と意気投合して話するという一期一会の楽しさもある。若干の不便さも無いではない。しかし、この不便さが逆に心地よいのだ。写真ではお見せできないが、毎日洗濯するパンツやシャツが小さなベッド空間の一部を占拠している。

 

今日いい話を聞かせていただいたので、紹介しておこう。

脳の専門医林成之(なりゆき)氏は、どんな人の脳も三つの本能を持っている、という。 
 
一は「生きたい」
 
二は「知りたい」 
 
三は「仲間になりたい」 
 
という本能である。 
 
この脳の本能から導き出せる「脳が求める生き方」は一つである。 
 
「世の中に貢献しつつ安定して生きたい」 ということである。
 
脳の本能を満たして具現するこの生き方は、そのまま人が幸福に生きる道と重なり合う。と言っている。

人の脳は壮大な思いでその人間の人生を描いており、我々はただ脳が喜ぶようなことをするだけで道は開けてくるのだ。旅は正しく脳が喜ぶこと、究極の贅沢な遊びなのかもしれない。